ランド円も大きく円高に振れて週末を迎えています。
今週前半までは、17円台半ばまで上昇していましたが
一気に17円を割り込み、16円台後半で推移しています。
来週以降のランド円ですが、このまま下げ続けるのか
それとも今回の下げが押し目買いのチャンスなのか
非常に難しい局面を迎えていると思います。
今回の混乱は、サブプライムローン問題を発端にした
米経済状態の悪化と、それに伴う世界同時株安からきていると言われています。
そこで各国について、今年の株価指数を調べてみました。
左から、年初からの南アJSE、NYダウ、日経225です。
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これを見ると、今年8月にサブプライムローン問題の影響から
各国とも大きく株価を下げていることが分かります。
しかし良く見ると、南ア経済は右肩上がりで
10月からの下げは限定的なように見えます。
問題の中心であるNYダウの下げは良いとして
我が国日本は、年初の水準まで大きく値を下げている状況です。
株価指数だけを見ると、南アは好調で
アメリカは下げ基調、日本は既に年初来安値を切る水準です。
普通に考えると、ランド円が下がるとは思えない気がするのですが。。
次に今年に入ってからのNY金価格です。

これを見ると8月以降、急激に上昇していることが分かります。
これを見ても、ランドの上昇に期待できるのではと思います。
最後にランド円が比較的レンジで動いている
2003年〜2007年11月9日までのデータを使って
ヒストグラムを作ってみました。

これを見ると16円70-80銭を下回る水準では
ランド円にとって居心地の悪いように見えます。
で、結局どうなんだということですが、
正直良くわかりません。
個人的には、しばらく様子見するつもりです。
万が一押し目買いを狙うにしても、
ストップをかなり浅めにするでしょう。
相場の混乱が収まれば、ランドの上昇には期待できる状況だと思います。
早く、混乱が収まることを祈っています。
